
JR東日本の
未来図を描く。
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YUKO NAITO 内藤祐子
PROFILE
本社 グループ経営戦略本部 経営企画部門 経営統括ユニット所属。
学生時代は家族社会学を専攻。「社員のパフォーマンスを高めていきたい」という想いを持って、多様な人材が集まるJR東日本に入社。現在はグループ経営ビジョンの策定や、経営会議の運営、統合報告書の制作など、会社の経営に関した業務に携わる。
CAREER
-
2010/入社1年目
千葉支社 新浦安駅
駅員として改札業務、みどりの窓口の業務を担当 -
2011/入社2年目
千葉支社 習志野運輸区
車掌業務を担当 -
2013/入社4年目
千葉支社 蘇我運輸区
運転士業務を担当 -
2014/入社5年目
千葉支社 総務部 サービス品質改革室
接遇サービスや輸送サービスの品質向上に向けた企画立案を担当 -
2015/入社6年目
(株)JR東日本パーソネルサービス 出向
新卒採用に関するパンフレット制作、イベント実施などの業務を担当 -
2018/入社9年目
新潟支社 長岡運輸区
管理者として、乗務員の業務管理を担当 -
2020/入社11年目
本社 MaaS・Suica推進本部 Suica共通基盤部門
会議設定や株主総会対応など、部内の企画総務を担当 -
2022/入社13年目
本社 グループ経営戦略本部 経営企画部門 経営統括ユニット
統合報告書の制作や経営ビジョンの策定など、会社の経営に関する業務を担当
MY WORK

JR東日本がどう進むかを、
一冊に。
私は現在「本社 グループ経営戦略本部 経営企画部門 経営統括ユニット」に所属しています。ここは会社の経営戦略に携わる部署です。具体的には、経営陣が意思決定を行う「グループ経営会議」の議題設定や、経営ビジョンの策定、それを踏まえた「JR東日本グループレポート(統合報告書)」の制作などを担当しています。
その中でも、統合報告書の制作が中心的な業務になりますね。統合報告書とは、わかりやすく言うと、会社の過去と未来を踏まえて「この会社はどう進んでいくのか」を伝えるための冊子です。「財務情報」をはじめとした過去の経営実績だけでなく、サステナビリティなどの「非財務情報」を統合し、企業が中長期的にどのように価値創造していくのかを伝えるものなので、統合報告書といいます。これを私が中心となって作成していまして、原案を作成し、関係者の意見を聞き、そして経営陣と何度も直接やり取りしながらブラッシュアップしていきます。投資の判断材料になる冊子でもあるため、投資家の方々からもご意見を伺います。企業経営に直結するものとして近年ますます重要性が高まっており、毎年工夫や改善を重ねる必要があるんです。
たった一冊の冊子ですが、社内の意見、役員の意見、さまざまな意見を取り入れて、皆さんが納得できるものを作る必要があるため、大変さを感じる部分もあるのが正直なところです。ですが、グループ会社を含めて約7万人の社員がいるJR東日本グループの方向性を示す冊子として、経営の議論に活用されているといった話を聞くと本当に嬉しく感じますね。JR東日本が見据える未来についてまとめている冊子なので、ぜひ学生の皆さんにもご覧いただきたいです。
MY CAREER

学生がもっと楽しめる、
新卒採用を目指して。
学生時代は、家族社会学という、家族のあり方の変化や、働き方との関係などを研究する学問を専攻しており、ずっと人事系の業務に興味がありました。4万人以上の社員がいるこの会社で、社員それぞれのポテンシャルをもっと引き出せたら、会社全体がさらに成長できるんじゃないか?と思っていたんです。その想いを汲んでもらい、入社6年目の時に人事関係を担当するグループ会社の「(株)JR東日本パーソネルサービス」へ出向することができました。
新卒採用の業務に携わり、ホームページやパンフレットの制作、説明会の運営などを担当していました。その他にも、採用活動の前に学生と接する機会をつくれないかという考えから、現在も新卒採用で活用されている「JR東日本の「仕事」と「人」の魅力を学生の皆さまに知っていただくための、少人数制の新卒採用セミナーイベント。 」を企画したり。学生の皆さんが楽しんで取り組めるような仕組みづくりをするのは、大変だった一方でやりがいや面白みがありました。
JR東日本は、本人の希望と適性にもよりますが、比較的ジョブローテーションが多い会社です。そのため周りの社員をみると、意外とみんな興味のある分野を経験していたり、最終的には希望する分野にたどり着いたりする方が多いように感じます。上司に対して「こういう仕事がしたい」と希望を伝える面談の機会もありますし、JR東日本は事業のフィールドも広いので、いろんな仕事が経験できるんです。やりたいことも変わったりする中で、人事の仕事を含めて、いろいろな仕事を経験できたのは自分に合っていたなと思います。
現場社員に支えられた、
管理者としての
コミュニケーション。

これまでを振り返ってみると「新潟支社 長岡運輸区」での経験は印象的ですね。採用関係の仕事をした次に配属となった場所で、それまでとは打って変わり、乗務員の業務管理などを行う「管理者」を務めることになりました。具体的に行っていたのは、乗務に行く前の体調確認や、アルコール検査、行路の確認など。入社してからの数年間は、習志野運輸区、蘇我運輸区などに所属していたので乗務員の経験はありましたが、管理者は初めてです。しかも、新潟支社に行くのも初めてで、知っている人もいない、路線についても詳しくない、土地勘もない。そんな状況で正直不安だったんですけど、いざ行ってみるととても温かい職場だったんです。乗務員として長く勤めている方も多いので「年上だけど部下」といった方もいましたが、みんな歓迎してくれました。
乗務員は車両に乗り込む仕事なので、コミュニケーションの機会は正直限られています。管理者として会社の方向性を伝えたり、指導したりするためには話す機会を作らなければいけません。そういった面でのタイムマネジメントなどが難しかった一方で、少しずつコミュニケーションを重ねていくことで、乗務員の成長を実感した際はやりがいを感じました。
現在の業務では、統合報告書の制作などを通してさまざまな部署の社員と接するのですが、職種や年齢の壁を超えてしっかりとコミュニケーションをとれているのは、この時の経験が活きているのかもしれないですね。
MY VISION

学生から経営陣まで
向き合ってきた経験が、
今を支えてくれる。
これまで15年くらいこの会社にいて、今が一番面白い仕事をさせてもらっていると思うんです。経営陣に一番近い部署で、JR東日本グループの将来像や、それぞれのビジネスの戦略などを考えたりできるっていうのは本当にありがたい。そこで働きながら思うのは「いろんな人と一緒に仕事を進める力」が、私の強みかもしれないということ。どんな職場でも一人でできる仕事はほとんどなくて、誰かと一緒に協力して取り組む仕事のほうが多いんです。運輸区や人事をはじめ、多様な視点で会社を見てきたからこそ「こんな部署があって、こんな考えの人がいて…」と、現場の温度感も知りながら、会社の方向性を考える事ができるのかなと。
今後の目標としては「社員のパフォーマンスを高めるお手伝い」ができたらいいなと思っています。鉄道は環境に優しい乗り物であることや、地域に貢献していることを踏まえると、JR東日本という会社は、社会インフラとして存在自体に社会的意義があると思っています。そんなサービスを持続的に提供すること、そして発展させること、そのために大事なのはやっぱり「社員の力」なのではないかなと。社員の成長が会社の成長につながっている。社員の方々に、仕事の意義や社会的意義を伝えるためのツールとしても、統合報告書が役立つと思っています。また現在策定している次の経営ビジョンについても、社員に響くものにしたいです。もちろん、入社したときは経営の仕事をするなんて考えてもいなかったように、この会社にはまだまだ私の知らない仕事があるはずです。なので今の仕事に限らずに、この先、新たな環境に行っても、できれば経営に近い場所で目標を達成できる仕事ができたらいいと思っています。学生のみなさんも、思い描いたキャリアに縛られるのではなく、いろんな経験をしてみてほしい。「長い目で見て自分を育てる」そんな考えで、キャリアを築いてみるのもおすすめです。
内藤祐子の想い
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入社当時
2010
「社員のパフォーマンスを高め、より良いサービスを提供したい」
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現在
2025
「社員も事業も成長させ、より社会に貢献できる会社にしたい」