INITIATIVES 主な取り組み
機械設備の導入・保守
お客さまの安全と快適さを、機械設備から支える
「人や環境にやさしい駅づくり」や「効率的な業務の推進」を目指している機械設備の仕事では、出改札システム・Suicaシステムをはじめ、エレベーターやエスカレーター、空調設備、ホームドア、融雪設備などを扱っています。これらの設備を導入する際の設計や、工事の工程調整・安全確認・品質管理などを担当し、駅の新設や改良といった大規模プロジェクト工事における機械設備の新規設置や取り替えも行っています。また、機械設備の仕事は「つくって終わり」ではなく、導入後も安全かつ安心してご利用いただけるよう、必要な機器保守やオペレーションの管理も重要な仕事のひとつです。



取り組み事例
QRコードリーダー搭載の新型改札機の設置
「シームレスでストレスフリーな移動」の実現を目指し、Suicaを軸とした「きっぷ」のチケットレス化を推進しています。Suicaを持っていないお客さまも、駅の券売機や窓口を経由せずに乗車できる、QRコードを活用した乗車サービスを2024年度以降、順次導入しています。この新しいサービスを通じて、より多くの方々にチケットレスで鉄道を利用していただき、便利で快適な駅の新しい利用スタイルを提案していきます。
スリットフレームホームドアの導入

お客さまと列車の接触や、線路への転落を防ぐため、2031年度末頃までに東京圏在来線の主要路線330駅758番線へのホームドア導入を目指しています。この整備の一環として、新型の「スリットフレームホームドア」の導入を開始しました。スリットフレームホームドアは、安全性を維持しながら設置コストを抑え、メンテナンスの効率化が期待できます。
※ スリットフレームホームドアは三菱電機(株)により意匠登録された製品です。
FIELD OF WORK 仕事の分野
設備の導入
工事計画
機械設備の将来を見据え、設備構成・コスト・メンテナンス性などを検討し、工事計画を行っています。
設計・契約
機械設備の安全・品質・コストを考慮しながら、設計や契約に関する業務を行っています。
施工管理
機械設備の新設や取替、改修工事において、安全面・品質面・スケジュール面の管理と監督を行っています。
設備のメンテナンス
品質とコストのバランスを考慮しながら、データ分析などの手法を活用して適切なメンテナンス計画を立てています。またグループ会社・パートナー会社と連携し、機械設備のメンテナンスを実施しています。
研究開発
効率的な機械設備のメンテナンス方法や安全・サービス向上につながる設備改良など、鉄道への活用を目的に、汎用技術を含むさまざまな技術の研究を行っています。
国際事業
海外の鉄道事業において、機械設備のメンテナンス技術支援などを実施しています。