鉄道の安全に、
さらなる改革を。

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YUTA KATAYAMA 片山祐太

PROFILE

鉄道事業本部 電気ネットワーク部門 信号ユニット所属。
学生時代は生体医工学研究室に所属し電気電子工学と光学を医療へ応用する研究をしていたが、人のくらしを支えるJR東日本に興味を持ち、2020年に入社。列車制御に関わるシステムやメンテナンスの将来構想の策定に携わるなど、鉄道モビリティの改革に取り組んでいる。

CAREER

  • 2020/入社1年目

    新潟支社 新潟信号通信技術センター 新潟メンテナンスセンター
    列車制御に関わる設備・システムのメンテナンス業務を担当

  • 2021/入社2年目

    新潟支社 新潟信号通信技術センター 信号設備設計科
    列車制御に関わる設備・システムの設計業務を担当

  • 2022/入社3年目

    電気システムインテグレーションオフィス プロジェクト推進室 信号ユニット
    大規模プロジェクト工事を担当

  • 2024/入社5年目

    本社 鉄道事業本部 電気ネットワーク部門 信号ユニット
    スマートメンテナンスの施策推進・メンテナンス業務の将来構想などの業務を担当

MY WORK

人と人の間に立つ、
プロジェクトの間接部。

私は現在、「本社 鉄道事業本部 電気ネットワーク部門 信号ユニット」に所属しています。担当しているのは、「列車制御システム」と呼ばれる分野の業務です。「列車制御システム」は、お客さまや地域の皆さまの安全を守る信号機や列車を他のレール上に分岐させるための装置全体を「分岐器」、その中でレールを分ける装置のことを 「転てつ機」とも言います。 といった列車を安全に運行させるための装置をはじめ、踏切などの設備、さらにこれらの設備を制御するためのシステムです。

日々の業務の多くは、部門内の社員や他系統の社員、実際に保守・施工を担当してくださるパートナー会社など、列車の安全安定輸送に関わる大勢の人たちとの調整を行っています。非常に沢山の人が関わるため認識の方向性を合わせていくのが大変なので、私はロードマップを整備して、マイルストーンとそれに対するKPIを設定した上で担当者ごとにどんな風に取り組んでもらいたいかを、丁寧に伝えています。トラブルの多くは、意思疎通のミスから起こることが多いです。だからこそ日頃から平易な言葉で伝えたり、誰が見ても分かるような資料化を心掛けています。

私の所属部署では「列車制御システムの将来像」に関する検討を行っていて、特に力を入れているものとしては、スマートメンテナンスなんかがまさにそうです。鉄道に関する日々の検査は社員が現場まで赴き、設備の外観の確認やデータの測定を行います。当社のエリアはその広さから日々のメンテナンス業務に大きな労力がかかってしまうんです。そのため今後サステナブルなモビリティを運営するため、スマートメンテナンス施策の推進を行っています。たとえば信号設備にloTセンサーを取り付けると、遠隔で状況を知ることができるようになります。遠隔でデータを取得することで、日々のデータを蓄積できるようになり、将来的には検査の省力化や設備状態に応じたメンテナンス(CBM:Condition Based Maintenance)に適用できると考えています。10年後、20年後の設備メンテナンスを検討するということは、メンテナンスに関する変革を進めていくことでもあります。鉄道を利用する人には安全を、鉄道を動かす人にはサステナブルな鉄道運行のための業務改革を。鉄道に関わるすべての人のために取り組んでいます。

MY CAREER

「みんなのため」の
おもしろさを知った学生時代。

大学時代は鉄道とは全然違う領域の「医療」に興味がありました。生体医工学研究室に所属しており、医療応用に向けた基礎的研究をしていて。これは酸素濃度を測定するセンサーを開発する研究で、将来的にはがんの検出などに応用できる可能性があります。なぜ医療に関心があったかと言うと、ありきたりかもしれませんが、誰かの役に立ちたかったからです。その想いが芽生えたきっかけはというと、誰かから感謝されることがモチベーションにつながったり、支える役割に面白さを見出せた経験があって。

学生時代に学園祭の実行委員会の副委員長をしていて。委員長を支えるような役割を担当し、300人もの関係者により良く動いてもらうため尽力していました。アルバイトでは塾の講師として、生徒たちをサポートする役割。生徒達が将来色んな成功体験を積んで、物事に自信を持って取り組んでくれるといいなという想いがありました。今の私の根底にある「みんなのため」という気持ちは、学生時代に築かれたのかもしれません。そんな大学生活の中で、「人の役に立ちたい」という想いと、大勢の人のくらしを支えているJR東日本という企業がマッチし、志望に至りました。

人を想えば、
全体最適が見えてくる。

これまでのキャリアで特に印象に残っているのは、入社3年目「電気システムインテグレーションオフィス プロジェクト推進部 信号ユニット」での経験です。長野県松本市にある松本駅にて列車制御用システムの信号機と転てつ機を制御することで安全に列車を運行させる装置。 を取り替える工事で、計画から切換まで10年以上の工期が必要となる、大規模工事を担当していました。私が着任した際は、世界的な半導体不足の影響もあり、工程に遅れが出ていて。1人では解決できない課題があるなかで、当時の上司からはノウハウもそうですが、「チーム全体で課題を共有したうえで、相手が何を考えていて、自分はどうしたいか明確にすることで解決策が見えてくる」ということを教わりました。そこからプロジェクトを前に進めるために、多くの関係者と会議や打ち合わせなどで会話をすることで合意形成を図りつつ、メーカーや施工会社を含めて機器製作や施工に必要な情報を整理して、クリティカルとなる事項を明確にして進めて行ったんです。その点で言えば、プロジェクトの推進によって得た自分の強みは「全体最適を考えられる」ということかもしれません。相手が必要としている情報や状況を理解した上で、それぞれにとって必要なものを整理することで、最大限の成果を出すというか。

MY VISION

鉄道はおもしろい。
人の集まりは力強い。

今JR東日本ではスマートメンテナンス化を推進しています。その背景には当社含む日本全体の労働生産人口の減少という課題があって。10年後、20年後を見据えた検討は、モビリティをサスティナブルへ転換する取組みだと思っています。

設備のシステムチェンジや効率化に向けて、「やらなくちゃいけないこと」はまだまだあります。そういったことをどんどん、現場も巻き込みながらやっていきたいですね。

鉄道ってものすごく奥深いんです。過去の失敗や問題の積み重ねからルールやシステムができ上がっているいわゆる経験工学的な領域で。だから大学で学べる知識とも違い、知れば知るほど今の鉄道の土台には先人たちが築き上げた歴史があることに気づきます。鉄道の変革に携わる一員として、それだけは忘れないでいたいです。JR東日本を志望する学生のみなさんにも、弊社の事業を通じて多くの人と関わってほしいですし、社会貢献度の高い事業に関わる使命感みたいなものを、面白がってもらえたらいいのかなと思ったりします。

自分が抱いている想いで言えば、入社前とそんなに変わっていなくて、根本は「人の役に立ちたい」という気持ちが大きいです。鉄道という社会貢献度が高い事業を通じて、お客さまやともに働く人たちの役に立てたらいいなと。JR東日本で働くことの面白さは、関わる「人」が多いことかもしれません。今日までの鉄道の歴史をつくった人がいて、将来のモビリティを変革していく人がいて、将来のモビリティを支える誰かがいて、多くの人たちが日々、融合と連携を繰り返している。たくさんの人の集まりが大きな力となって、きっとより良い方向に進んでいけると信じています。

片山祐太の想い

  • 入社当時

    2020

    「大勢の人のくらしを支えたい」

  • 現在

    2025

    「鉄道を通じて、安全と働き方の未来をつくりたい」

JR東日本 新卒採用

その想いが、
始発になる。

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