データと経験を活かした、
DX推進。

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FUMIKA KOBAYASHI 小林史佳

PROFILE

本社 イノベーション戦略本部 デジタルストラテジー推進ユニット(デジタル変革デザイン)所属。
学生時代は生命科学の研究に勤しむ。研究に対して持っていた「人々の役に立ちたい」という想いから、インフラ企業に興味を持ちJR東日本へ入社。現在はデータ分析を活用した業務改革など、JR東日本グループのDX推進に取り組む。

CAREER

  • 2016/入社1年目

    横浜支社 川崎駅
    みどりの窓口、改札、案内などの業務を担当

  • 2017/入社2年目

    横浜支社 横浜機械技術センター
    駅機械設備の維持管理業務を担当

  • 2019/入社4年目

    (株)JR東日本情報システム 出向
    Suicaのシステム開発業務を担当

  • 2021/入社6年目

    本社 MaaS・Suica推進本部 データマーケティング部門
    データ基盤の開発・運用、データを活用した施策実施・支援、分析人材育成を担当

  • 2023/入社7年目

    本社 国際事業本部 企画・国際交流部門 企画・国際交流ユニット(ロサンゼルス事務所)
    インバウンド市場の開拓、新規事業の探索業務などの実地研修

  • 2023/入社8年目

    本社 マーケティング本部 戦略・プラットフォーム部門 データマーケティングユニット
    データ分析支援、企画業務を担当

  • 2024/入社9年目

    本社 イノベーション戦略本部 デジタルストラテジー推進ユニット(デジタル変革デザイン)
    データ分析支援、分析人材育成およびデジタル技術を活用した新規サービス検討などの業務を担当

MY WORK

本音を交わすことが、
改革への道。

私は現在「イノベーション戦略本部 デジタルストラテジー推進ユニット(デジタル変革デザイン)」と「「Digital & Data イノベーションセンター(DICe)」とは、JR東日本グループの横断的なデータ利活用および、生成AIガバナンス、アジャイル開発などを高速かつ強力に推進していくことを目的として2023年10月に設置された、本社 イノベーション戦略本部に所属する組織の名称です。 」に所属しています。オープンイノベーションを通じて、デジタルとリアルをかけ合わせた課題解決、いわゆるDX推進に取り組んでいる部署です。

現在、チームで取り組んでいるプロジェクトの一つが「新幹線の需要予測」です。新幹線の需要が見込まれる時間帯には臨時列車を走らせることがあります。ただし、その需要は過去実績に基づいて人間が予測しており、コロナ禍でお客さまの流動が予測しづらくなったことも加わり、精度向上に課題感を抱えていました。そこで、過去の乗車実績などのデータを活用し、最適かつ効率的な予測ができるようご支援しています。現場の負担軽減にもつながる取り組みにしたいと考えています。

このような取り組みを通じて改めて実感したのは、技術的な支援の部分より、実装までの道筋を立てる部分こそハードルになりうるということです。いずれの現場でも、基本的に日々の業務は問題なく行われているように見えているはず。そのため改善すべきポイントの特定が難しいんです。さらに、DXは通常業務と並行して進める必要があるため、リソースを十分に割くことができなかったりします。そこで私にできることの一つが、コミュニケーションだと思っていて。「最近こんなことがあってさ」といった雑談の中から解くべき課題や、解決の糸口が見つかることもありますし、本音で話せるような関係性が、円滑なプロジェクト進行には重要となってくるんです。チームとしても、定期的に他部署での常駐を行ったり、個人的にはチャットで解決する内容でも直接会いに行って会話をするようにしたりと、さまざまな社員とコミュニケーションをとるように心がけています。

MY CAREER

ITの視点と、
現場の視点を、
併せ持って。

これまで6回ほど異動を経験してきました。最初の配属は「川崎駅」で、みどりの窓口や改札、駅構内でのお客さま案内などが主な業務です。ITに興味がある自分としては、Suicaをはじめとするデジタルサービスの「使いづらさ」といったお客さまの生の声を聞けたのは貴重な経験でした。逆に「ここがいい」と伝えてくださる方もいて、維持すべき価値と変革すべき部分を知ることができたんです。目の前の業務で精一杯になってしまうこともある中で、川崎駅の社員の方々や、IT・デジタル戦略採用の方々が交流会を開催してくれることもありました。先輩社員から、現場や企画業務の経験談を伺うことで、ITの視点を取り戻しながら、現場の視点との両輪で働くことができたのかなと思います。

初めての異動先だった「横浜支社 横浜機械技術センター」では、駅設備の保全業務・障害対応などを担当し、物理的なインフラ管理に向き合いました。集中豪雨により駅のエスカレーターが冠水した際には、水を汲み上げて復旧させるなど、デジタルの手法では即応できないことがあると痛感しました。一方で、機械設備の保全作業や工事の委託先であるグループ会社やパートナー会社とは情報共有を密に行う必要があったため、意識的にデジタルツールを活用し効率化するようにしていました。情報共有サイトを職場の方々と協力してつくったり、ファックスを廃止したり。IT系の人材として、小さなところから業務改革に取り組みました。社内のお困りごとを見つけてデジタルでアプローチするという点では、現在の業務に近い部分があると感じています。

海の向こうから、
テクノロジーを見つめ直す。

入社7年目に、トレーニーとは、JR東日本が携わる海外拠点に3ヶ月間赴任し、各人の所属分野における知識と経験を身につけるプログラム。現地の先輩担当者の下で、実際に進行しているプロジェクトに携わり、海外における鉄道関連業務などについて身をもって学ぶことができます。 として「ロサンゼルス事務所」に派遣されました。現地で過ごしたのは3ヶ月という短い期間でしたが、JR東日本のグローバル展開に可能性を感じて入社を決意した背景もあり、これまでのキャリアの中でも特に印象に残っています。

ロサンゼルス事務所の業務は主に二つ。一つ目が「インバウンドの市場の開拓」です。現地の旅行博や商談会に出展し、日本の魅力や「TRAIN SUITE 四季島は、「深遊探訪(しんゆうたんぼう)」をコンセプトに、東日本の自然や文化をめぐる旅を提供する豪華列車。有名シェフによる食事が振る舞われるほか、列車内で温泉が楽しめることも特徴です。 」をはじめとするJR東日本ならではの旅をご提案することで、日本の観光資源をどのように海外市場に訴求すべきかを模索していました。

二つ目は「新規事業の探索」です。スタートアップやテック企業と積極的にコンタクトをとって彼らが持つ技術を見せてもらい、「JR東日本の既存事業と組み合わせることで、いかに新たな価値を創出できるか」という観点でディスカッションを重ねました。最先端の技術やアイデアに触れられて、世界が広がる嬉しさを覚えたのと同時に、それらを社会実装のフェーズまで到達させるには明確なビジョン・戦略的な意思決定が不可欠であることも感じました。そのような場面においても、現在担当しているデータに基づいた意思決定支援の取り組みが必要であると考えています。

MY VISION

多様なJR東日本だから、
横断的な視点でDXを。

私の強みは、多様なキャリアによって「ITとデータ活用を多面的に捉えられること」だと思います。駅では当社のITサービスを利用するエンドユーザーの課題に向き合い、機械技術センターではハードウェアの運用上の課題を理解しました。その後も「(株)JR東日本情報システム」への出向を通じて、システム開発のプロセスを学び、マーケティング本部ではそれまで見てきたSuicaなどのデータを活用した施策実行支援に携わってきました。データとは、単体で価値を持つものではなく、ビジネスや業務と結びつけることで意味を持つもの。お客さまの視点、社員の視点、システムの視点など、さまざまな視点を持っているということは、その視点の数だけ「より多面的に課題と向き合える」ということだと思うんです。

今後の目標としては、より高度なデータ分析スキルを習得したいと考えています。JR東日本は事業領域が広いからこそ、保有するデータの種類もすごく多い。輸送サービスをはじめ、生活サービス、IT・Suicaサービスといった多領域にまたがるデータを統合的に分析できれば、これまで以上に社員一人ひとりの生産性が高まり、組織としての価値創出に繋げられるはずだと考えています。

もちろん入社当初からこうした視点を持っていたわけではなく、多様な経験を重ねる中で、個々の業務が作用し合っていることを実感するようになってきました。学生の皆さんも、入社して広範なフィールドで経験を積みながら、自身の興味や適性を見つけていただけたらいいなと思います。本当にいろいろな経験ができるので、やりたい事が明確でなくても、まずは飛び込んでみることが大切だと思います。きっと自分に合ったものが見つかるはずです。

小林史佳の想い

  • 入社当時

    2016

    「鉄道・ITという社会の根幹を支えることで、人々の役に立ちたい」

  • 現在

    2025

    「横断的な視点でDXを進め、お客さまが驚くほどに便利で安全・高品質なサービス提供を支援したい」

JR東日本 新卒採用

その想いが、
始発になる。

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