
機械の先にある景色を、
思い描きながら。
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AZUSA AKABANE 赤羽淳沙
PROFILE
東京機械フィールドセンター 工事グループ所属。
学生時代は医療機器の開発研究をし、「機械分野で多くの人のくらしを良くしたい」という想いから入社。機械設備の修繕計画や、ホームドアの設置業務を経験したのち、現在は「Beyond Stations構想」の一環で上野駅の改良工事に注力している。
CAREER
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2019/入社1年目
東京機械技術センター 品質技術科
機械設備の修繕計画を担当 -
2022/入社4年目
東京機械技術センター ホームドアプロジェクト
駅ホームドア整備の監督業務を担当 -
2023/入社5年目
東京機械フィールドセンター 工事グループ
駅や列車運行に関わる機械の工事発注・監理を担当
MY WORK

目の前だけではなく、
先を見据えて動いていく。
私は現在、「東京機械フィールドセンター 工事グループ」という部署に所属しています。駅や列車運行に関わる機械の工事発注や施工監理を担当していまして、具体的に言いますと、改札機や空調、エレベーター、エスカレーター、ホームドアなどの新設や改良といった業務です。今、当社では「Beyond Stations構想」という取り組みを推進していて、駅を単なる乗り降りの場ではなく、お客さまのくらしを支えるプラットフォームへと進化させることを目指しています。この構想を体現するモデル駅のひとつとして上野駅の工事が進められているんですが、私はみどりの窓口や訪日カウンターといった、お客さまが集まる場所を快適にするための空調整備や、スムーズな動線を確保するための改札機の増設をメインに取り組んでいます。
もちろん、「Beyond Stations構想」に関わっている部署は機械設備だけではなく、建築やマーケティング部門など、いろんな部署の人たちが同時並行で業務を進めています。なので、計画する際は目の前のことだけではなく、施工開始後を見据えた他部署の動きもしっかりと把握しなければいけません。情報共有を丁寧に行うことが特に大切で、ここを疎かにすると、例えば他部署の考えていたデザインと私たちの取り付ける設備設計に乖離が生じたり、スケジュールの遅れが発生してしまうので、関係者の皆さんがスムーズに仕事できるようにいつも心がけています。「Beyond Stations構想」は始まったばかりですが、お客さまにとってより快適に過ごせる駅になることを思い描きながら進めています。
MY CAREER

スムーズな工事は、
綿密な準備があってこそ。
これまで印象に残っている仕事のひとつが、上野駅と鶯谷駅の間にある、線路脇に新しく建てられた3階建ての機器室の設備工事です。機械は熱を持ちすぎると自動的に止まってしまう仕組みなので、適切な温度を保つ空調設備が欠かせません。私はその空調設備の新設を担当していたのですが、設置する機器がかなり大きく、2階や3階まで階段で運ぶことができなかったんです。そこで計画したのが、滑車などでワイヤーを巻き取り、重量物の吊り上げや吊り下げ、けん引などをする機械のこと。 を使って屋上から空調機器を吊り上げ、窓から搬入する方法。言葉で言うのは簡単ですが、実際の作業にはたくさんの危険が伴います。機器が風にあおられてすぐ隣の架線にぶつかる危険もあるし、建物自体に衝突するリスクもある。そこで、プロジェクトメンバーで「リスクマネジメント検討会」を開催し、施工会社が想定しているリスクに漏れはないか、その計画で安全に作業が完遂できるか、などについて徹底的に議論を行いました。工事当日だけでなく、万全の準備を整えることが私たちにとって大切な仕事です。最終的に何事もなく工事が終わったときはすごくホッとしましたし、準備が大変だった分、達成感がありましたね。
「好き」から生まれた、
増収へのアイデア。

通常業務とは少し離れた取り組みなのですが、自発的に企画して開催した謎解きイベントも印象的な仕事のひとつです。コロナ禍で会社全体が収入減に直面した時期に、「工事費用を抑える」という考え方とは別に「新規企画で増収する」という動きが強まりました。私は謎解きが好きだったこともあり、仕事として謎解きイベントができないかと自ら企画をしたんです。でも、自分たちの職場だけではやっぱり実現が難しくて。それでも諦めずに、社内で繋がりのあった日暮里駅の駅長に協力してほしいと自主提案しに行ったところ、「いいじゃん!やろうよ!」とすぐに快諾してくれました。日暮里駅には「にゃっぽり」という人気キャラクターがいるんですが、そのキャラクターが探偵となってお客さまと一緒に日暮里駅とその周辺を散策しながら手がかりを集める企画です。日暮里駅の社員たちと一緒に謎解きの問題も考えて、子供から大人まで参加しやすいようなイベントにしました。イベント期間中は約2,000人ものお客さまに参加いただいて、このイベントを通じて日暮里の魅力に触れてもらえたのはとてもうれしかったですね。この謎解きシリーズは今も続いていて、他の運輸区の社員さんたちと準備を進めています。通常業務と並行するのは大変ですが、上司の理解やサポートもあって、この取り組みに集中できる時間も確保しながらやっています。こうした新しい取り組みに対して、周囲が親身に対応してくれるのも、当社の魅力のひとつだと思います。
MY VISION

「もっと良くしたい」を軸に、
挑戦し続ける。
これまでいろんな経験をしてきたことで、何か新しいことに挑戦するときに、どんどん周りに相談しながら進める姿勢が身についたと感じています。これまで誰もしていないことを自分が発起人として始めるって、最初はものすごく心細いです。ですが、周りの理解と協力を得ながら実現した経験を積んで、どんどんと自信につながっている感覚があります。
入社時は「エレベーターや改札機といった機械分野の中で頑張ろう」という気持ちが強かったのですが、「Beyond Stations構想」や新領域での経験を積み、今では「くらしをもっと良くしたい」という気持ちを軸に、分野を超えていろんなことにチャレンジしたいという想いが強いです。もちろん、機械設備という分野においても、新しい技術や仕組みを積極的に取り入れて、効率的かつ安全な方法を模索しているので、これから入社される方も「自分だったらこうしたい」という気持ちを持って、固定概念にとらわれず、新しい風をどんどん取り入れてほしいなと思います。
赤羽淳沙の想い
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入社当時
2019
「機械分野で多くの人のくらしを良くしたい」
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現在
2025
「機械分野を超えた挑戦を通じて、くらしをもっと良くしたい」