その土地の魅力を、
建築から発信する。

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AKANE UCHIZA 打座茜音

PROFILE

東北本部 仙台建築設備技術センター所属。
リフォームを扱うTV番組がきっかけで、幼い頃から建築に興味を持つ。その後も大学では建築学科に進学。「まちづくりや地域活性化に携わりたい」という想いからJR東日本に入社し、駅舎をはじめとする建築物の設計・工事監理を担当する。

CAREER

  • 2022/入社1年目

    東北本部 仙台建築設備技術センター
    宮城県、山形県、福島県にある駅関連施設などの設計・工事監理を担当

MY WORK

話を聞きに行くのが、
私らしい働き方だと思う。

私が所属しているのは「東北本部 仙台建築設備技術センター」という部署です。ここでは、宮城県、山形県、福島県の3県にあるJR東日本関連の建物や設備の設計・工事監理・メンテナンスを行っていまして、私は現在、その中でも福島県エリアの工事を中心に担当しています。

設計の仕事は基本的に、駅をご利用になるお客さまや社員による要望から始まります。例えば「ここに扉をつけたい」「トイレを洋式化したい」といったリクエストを設計に落とし込み、スケジュールや予算を管理しながら、工事のしゅん功まで繋げていくのが主な業務内容です。

工事するのは、駅舎の他にも社員が使用する事務所や休憩室など、JR東日本ならではの場所が多いですね。建築には携わるけれど、あくまで「鉄道会社」なので、建築に関しても鉄道特有のルールや規定があったりして。電気を専門とする方や、機械を専門にする方など、他系統の方々との調整が大切になってくるんです。私たち建築担当がプロジェクトをリードしなければならないことも多くあります。ですが私自身、他系統のノウハウに精通しているわけではありません。そこで意識しているのは、とにかく足を運んで話を聞きにいくこと。普段は東北本部のオフィスにいるのですが、割合で言うと3~4割くらいは外出しているかもしれません。分からないことがあれば現場に足を運んで尋ねる。オフィスにいても先輩に尋ねる。右も左も分からない入社当初に思ったんです、「私は直接会いに行くタイプだな」って。日々知らないことに直面するのは大変ですが、無事にプロジェクトを遂行できたときはやりがいを感じます。それに、プロジェクトを重ねるごとに他系統の方や現場の方々と仲良くなっていくんです。年齢も専門領域もさまざまな、多様な人々と関わりながら仕事ができるのは楽しいですね。

MY CAREER

地域ごとの特色を、
魅力として伝えていくために。

大学では建築を専攻していました。小学生の頃に観ていた、民家をリフォームするTV番組がきっかけで建築に興味を持つようになったんです。中学生の頃にはもう明確に建築の道に進もうと決めていました。そこからさらに、震災を経験して「まちづくり」に携わりたいと思うようになっていきました。街が復興していく様子などを見て、住居ではなく、街全体に携わったほうがより多くの人に貢献できるんじゃないかなと思ったんです。ひとりに向き合うより、多くの人の日常を支えられるといいなって。

大学に入るタイミングで、生まれ育った岩手を離れて宇都宮に出ました。その経験だったり、旅行が趣味なので全国を巡ったりするうちに気づいたことがあって。それは「地域ごとに違った魅力がある」ということ。私の地元は田舎だけど、田舎なりのいいところがある。土地ごとに、推している名産品も違う。そんな各地の魅力を、もっと多くの人々に伝えたいと思ったんです。どんな土地でもくらしや文化の中心には「駅」があるから、駅にまつわる仕事をすれば、それが叶えられるかもしれない。そう思ってJR東日本に入社しました。

多くの学生が使う、
この場所ならではの駅を。

これまで担当したプロジェクトで最も印象に残っているのは、「羽前山辺駅の駅舎建替え工事」です。羽前山辺駅は、建設されて83年が経過する老朽化した駅舎でした。そのため一度取り壊して、ゼロから建て直していくことになったんです。私はそれまで、部分的な修繕工事を担当することが多かったので、この規模の工事に携わるのは初めてでした。いつもより扱う金額も大きいし、設計に関しても慣れないことが多い。そんな不安もありましたが、プロジェクトに参加していた先輩方の支えもあり、都度相談しながら進めることができました。

羽前山辺駅の近くには高校があって、駅の利用客はほとんどが学生さんです。なのでまずは、一番の利用者である学生の皆さんを対象としてアンケート調査を行いました。すると「私たちも建替えに携わってみたい」「新駅舎を高校のイベントで使いたい」という声があがってきて。それを元に、駅名標や床材など、駅舎のデザインを一緒に考えたりしていきました。他にも、清掃を委託する代わりに、学生さんたちがイベントを行う際には待合室を無償で提供する協定を結んだりと、実際に使う人の声を取り入れていったんです。学生の皆さんには新駅舎の開業セレモニーにも参加していただきました。

自分たちでコンタクトをとって、学生さんたちと一緒に活動できたからこそ「羽前山辺駅」ならではの個性として建築に反映できたんだと思います。初めての試みも多くて苦労もあったけど、工事が終わって、駅舎が完成して、実際に駅舎を利用するお客さまを見たときは、やりがいとうれしさが同時に込み上げてきました。

MY VISION

建築以外の経験も重ねて、
地域活性化に貢献する。

羽前山辺駅のプロジェクトを経て、「地方都市の活性化に貢献したい」という気持ちが強くなっています。人口が少ない地域では、駅もあまり使われない。そういった地域を、建築を通して活性化させていきたいんです。存在しているけれど顕在化されていない、その地域の魅力の数々を、他の地域の方々に知ってもらえるような取り組みをしていきたいと思っています。

一方で、私はまだ入社3年目。経験やノウハウが足りていないと実感することもあります。特に、電気や通信関係など、建築周辺の他分野に関する知識をもっと身につけたいです。JR東日本に勤めてる上では、この先、建築以外の場所に異動になる可能性もあるので、次の職場でも活躍できるように。そしてそこで新たな経験を積んで、戻ってきた際にはそれを建築に活かしていく。そんなキャリアを描いていけたらいいですね。

異動することは、多様な経験を積むことだと思うんです。私が「地域活性化」に興味を持っているのも、元はと言えば学生時代に国内旅行をしていたという経験があるからでもあります。まずは何事も経験だと思うんです。就職活動とは一見関係のないことでも、後になって活きてくることもあると思います。学生の皆さまには、学生のうちにいろんなことを経験してみて欲しいです。

打座茜音の想い

  • 入社当時

    2022

    「地域活性化に携わりたい」

  • 現在

    2025

    「各地にひそむ魅力を、建築を通して日本中に伝えていきたい」

JR東日本 新卒採用

その想いが、
始発になる。

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