ICカードで、
くらし方を変える。

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RYOTO YAGUCHI 矢口僚人

PROFILE

本社 マーケティング本部 戦略・プラットフォーム部門 システムユニット所属。
学生時代は半導体・電子回路の研究に勤しみ、「Suicaに携わりたい」というテクノロジーへの興味からJR東日本へ。駅員、SIerなどを経て現在は「地域連携ICカード」のプロジェクトを中心に、Suica関連の業務を担当している。

CAREER

  • 2012/入社1年目

    八王子支社 国分寺駅
    駅員として改札業務を中心にお客さま対応を担当

  • 2013/入社2年目

    八王子支社 八王子機械技術センター
    駅務機器の維持管理・工事管理を担当

  • 2014/入社3年目

    八王子支社 設備部
    駅設備機器の新規導入などにおけるプロジェクトの推進・管理を担当

  • 2015/入社4年目

    (株)JR東日本情報システム 出向
    Suicaシステムの改修・保守などを行うSIer業務を担当

  • 2017/入社6年目

    本社 IT・Suica事業本部 交通システムグループ
    Suicaシステムの新規サービス実現に向けた仕様策定や事業者との協議を担当

  • 2022/入社11年目

    本社 マーケティング本部 戦略・プラットフォーム部門システムユニット
    地域連携ICカードシステムの立ち上げから開発、営業、導入支援まで幅広い業務を担当

MY WORK

地域の暮らしを支える二次交通を、ICカードで支える。

私は現在「マーケティング本部 戦略・プラットフォーム部門システムユニット」という、Suica関連の業務を行う部署に所属しています。この部署で主に扱っているのは、鉄道やバスを中心とした、交通領域のシステム開発・運用業務。その中でも私が担当しているのは、地方の自治体・バス事業者が運営する地域の二次交通に対して、交通系ICカードを導入していく「地域連携ICカード」という事業です。

地域連携ICカードのサービス開始は2021年。宇都宮ライトラインなどの二次交通で使用されている、宇都宮エリアの「totra」をはじめ、4年目となる現在までに約40の事業者・自治体で、ICカードの導入を進めてきました。プロジェクトは、交通事業者さまからの「ICカードを導入したい」という依頼からスタートします。スケジュール・コスト・サービスの説明から始まり、ICカードシステムの導入が決まれば、機器関連のベンダーさんと連携をとったり、ICカードシステムに必要なプログラムをリリースしたりと、導入に向けての作業が本格的に始まります。私の役割は、システムやソリューションを提供することだけではなく「導入事業者が自社のサービスとして自走できるように、リードしていくこと」なんです。導入事業者にとって、ICカードシステムはよく分からないもの。導入までの進め方も、予算も、機能も、導入後の運用も、何も分からないのが当然です。導入によるメリットなどを、相手の立場になって分かりやすく説明することは特に意識しています。

MY CAREER

駅で働くことは、
Suicaの最前線を学ぶこと。

私が高校生の頃、Suica・PASMOによる首都圏でのICカード相互利用が始まりまして、首都圏の自動改札がIC化し、一気に生活が便利になっていったんです。それ以降、Suicaやキャッシュレスに興味を持つようになりました。大学は理系学科の専攻で半導体・電子回路の研究をしていたので、就職活動も半導体メーカーやインフラ企業などを志望しながら、研究職も考えたりと、いろいろな進路を検討していました。その中で入社の決め手になったのは、半導体メーカーや研究職に比べて、JR東日本であれば「エンドユーザーの生活にサービスが届くところまで見届けられる」という点です。当時のSuicaはまだ使える地域が限られていたため、自分がSuicaに携わることで「日本全国どこでもSuicaが便利に使える世の中を実現するんだ」と思って入社しました。

入社1年目の配属は、国分寺駅の駅員でした。夜間業務など、初めての経験も多かったので大変な点もありましたが、この場所での経験は、今でも生きるぐらい非常に貴重なものだったと思っています。というのも、駅はSuicaの最前線なんです。駅員はどのようにSuicaサービスを提供しているのかという「駅員の視点」はもちろん、どのようにサービスを受けているのかという「お客さまの視点」も学ぶことができる。駅員として、安全安心な運行の実現に注力することも大事にしながらも、「将来、自分がSuicaシステムを支えていく」といった志を持って、Suicaに目を向けて観察することを心がけていましたね。

SIerとして、
Suicaの裏側にふれる。

入社4年目に「(株)JR東日本情報システム」という、Suicaのシステム部分を担当するグループ会社へ出向しました。そこでは、ユーザーとなるJR東日本からの「こんな機能を追加したい」「法令上こんな対応をしたい」などの相談を受け、それを解決するために仕様を整理し、コードを書くシステムベンダーさんに発注するというSIer業務を行っていました。それまでの部署では「Suicaの運用面」について経験してきましたが、ここでは初めて実際に「Suicaシステムの裏側」に携わることができたんです。Suicaシステムの開発工程や、サーバーの処理方法など、Suicaがシステム的にどう実現されているのかを知ることができました。Suicaシステムの開発初期から携わっているベテラン社員と働く機会もありましたね。Suicaに憧れて入社した自分としては、特に重要なキャリアだったと感じています。

当たり前ではあるのですが、そこで改めて実感したのは、システム開発は大変だということ。とある機能を追加するとしても、コーディングするシステム会社さんに適切な仕様書を渡せなければ、適切な実現はできません。正しい言葉、正しい仕様で情報を伝える重要性や、一つひとつのステップに対して慎重に向き合うべきだということを身を持って学びました。自分の整理した考えや筋道を、さまざまな関係者に伝えてプロジェクトを推進するというのは、現在の業務にも共通している点です。そういう意味では、Suicaのシステム面だけでなく、プロジェクトの進行の仕方についても多く学んだ経験だったと感じています。

MY VISION

世の中の変化に合わせて、
Suicaを進化させる。

「Suicaを良くしていく」という目標を、入社以来ずっと持っています。駅員として現場を学んで、SIerとしてシステムを学んでという、フロント側とバックヤード側を知った上で、プロジェクトを推進する経験もしてきました。そんな私の強みである「Suicaとつながっている多様なキャリア」を活かして、多様な視点からSuicaの進化に取り組んでいけたらいいなと思っています。具体的には、ICカードシステムをより広域に届けて地域活性化に寄与するのはもちろん、マイナンバーカードとの連携などといった利便性・機能性の向上にも力を入れていきたいですね。

実は、社内の他チームと一緒に、次世代の「新しいSuica」開発・検討にも取り組んでいます。日々目まぐるしい変化を続けるキャッシュレス業界だからこそ、Suicaの進化にも天井はないはず。「Suicaひとつで生活の全てが完結できる」より便利な社会を目指して、世の中の技術や動向について学び続け、Suicaをどこまでも進化させ続けていきたいです。

矢口僚人の想い

  • 入社当時

    2012

    「日本中どこでもSuicaが使える世の中にしたい」

  • 現在

    2025

    「Suicaひとつでくらしの全てが完結する世の中にしたい」

JR東日本 新卒採用

その想いが、
始発になる。

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