データから、
仮説を確信に変える。

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KEINA NEMOTO 根本京音

PROFILE

本社 マーケティング本部 戦略・プラットフォーム部門 データマーケティングユニット所属。
学生時代は経済地理を専攻し、地理的なデータを用いて人流や災害に伴う地価の変化、店舗の立地傾向などを可視化する技術を習得。サークル活動では地域活性化に携わり、「データを活用して地域に貢献したい」という思いからJR東日本に入社。データマーケティングを通して日々あらゆる施策に取り組んでいる。

CAREER

  • 2024/入社1年目

    本社 マーケティング本部 戦略・プラットフォーム部門 データマーケティングユニット
    データを活用した施策を担当

MY WORK

入社1年目、
実直にデータと向き合う日々。

2024年の4月に入社して、6月まで研修、7月からデータマーケティングユニットに配属されました。11月からは同じビルの分析業務委託先でJR東日本の依頼を受けて実際に分析案件を対応するための研修を受けながら、当社が保有しているデータの理解を深め、分析を依頼する側の視点も、実際にデータを使用して分析する側の視点も養う、修行の日々を送っています。

JR東日本のデータマーケティングは、お客さまの動向を見て、ビジネスのチャンスを探るようなイメージです。仕事の流れとしては、プロジェクトが進行するうちにデータマーケティングの力が必要となり途中からアサインされる、というパターンが多いかもしれません。私たちはグループ会社のデータマーケティングも担っているのですが、その場合は最初から参画し、共に仮説を立てていくという流れ。本社とグループ会社で進め方は異なりますが、実直にデータと対峙するという点は変わりません。

面白いことに、データって分析すればするほどお客さまの顔が見えてくるんです。Suicaから得られる情報ひとつ取ってみても、性別や移動経路に購入履歴を掛け合わせることで、どんなくらしをされているのかが詳細に分かったりします。すごいですよね。一見魔法みたいな手段なんですが、実は「なんでも」「すぐ」という訳ではなくて。いくつものデータをいろんな角度で眺めながら愚直に頑張るというスタイルが、自分でやってみて感じた「基本」ですね。

MY CAREER

データから
ターゲットを見える化する。

入社以降特に印象に残った仕事といえば、秋田駅NewDaysの陳列商品の再検討でしょうか。秋田駅には新幹線改札を出て徒歩30秒以内の距離に2店舗のNewDaysが並んでいて、商品構成に大きな違いがなく、差別化が図れていないことが課題でした。この状況に対して秋田支社が「新幹線改札側の店舗は県外客が多いのではないか」という仮説を立て、県外客向け、つまり秋田らしさを感じられる商品展開を目指すことになったんです。秋田支社だけではデータ分析に限界があったため、データマーケティングユニットである私たちに依頼が寄せられました。

具体的な検証ポイントは、①新幹線改札側の店舗は本当に県外客が多いのか?、②購入時間帯や購入傾向はどのようなものか?の2点です。これを明らかにするため、NewDaysの購入履歴データと新幹線利用履歴データを照合した結果、仮説の通り、新幹線改札側の店舗の方が県外客率が高いことが裏付けられたんです。以降、分析した購買データを基に、食料品の中で細かい品目ごとの売れ行きを分析し、より秋田らしさを感じられる商品の陳列を増やしていきました。データって本当に細かいところまで見ることができて、購入時間帯や男女比、価格帯なんかの傾向も仕入れに反映されるなど、データの持つ説得力を実感できたのも大きな経験でした。

データで暮らしに貢献する。

大学では経済地理を専攻し、人口や地価、人口密度といったデータを組み合わせ、それらを地図上で可視化する方法を学んでいて。地理情報に特化したツールを使ったデータ分析に取り組み、人流や災害に伴う地価の変化、店舗の立地傾向などを可視化する技術を身につけました。

また同時期に過疎地域の活性化を目指すサークル活動にも参加していて、奈良県の下北山村という、一学年がわずか2〜3人という小規模な村で、高校受験をサポートする塾を立ち上げました。下北山村は塾まで片道1時間半以上かかってしまうという、子どもたちの学習の機会が得づらい環境で。そんな村の子どもたちの持つ可能性が少しでも広がるよう、勉強の場と、自分たち大学生との交流の機会をつくっていったんです。実際この取り組みから高校受験に合格した子もいて、本当にうれしかった出来事です。

こうした経験から「データを活用して地域に貢献したい」という思いを抱き、JR東日本を志望しました。入社後はJR東日本が保有する膨大なデータに触れ、特に鉄道が走るエリアのデータ数に圧倒されました。こんなに沢山のデータがあれば、できることも絶対沢山ありますよね。蓄積データを活用して、「当社沿線での生活をもっと便利に、豊かにできるようなサービスを提供したい」という目標も、現在芽生えています。

MY VISION

この領域と共に成長したい。

先輩との会話の中で得た気づきとして、「第一人者を目指す」というものがあります。これはその先輩の体験談なのですが「まだ活用されていないデータツールを習得して、そのツールの第一人者となれば、自分だけの特別なスキルになる」という話を聞き、私も部署内で眠っている、自分のバックグラウンドに近い地理的なツールを活用し、サービスを利用している人がどの地域に多く、どのエリアにまで広がっているかなどを可視化したいと考えるようになりました。

理想のキャリアパスとしては、いわゆる「現場」を経験したいです。駅やショッピングセンター、グループ会社で課題を直に見てきた先輩方は、その体験がデータ分析の分野でも活かされているように思います。私も現場を経験することで、仮説をより適切なものにする力を養えたらいいなと。

また、JR東日本が持つ膨大なデータを活用して、他業界の課題を解決する提案やコンサル的な役割を担ってみたくて。異業種との交流を通じて、課題発見から施策提案まで、新しい価値を創造することが目標です。

当社に対しては入社前から「お客さまの生活に幅広く関わる企業」という印象を持っていました。入社後に既存サービスの詳細が見えるようになったことで、それぞれの領域でデータマーケティングを活用して、お客さまの生活をさらに豊かにしたいという気持ちが深まっています。

もし新たにサービスを創造するなら、目に見えるニーズだけでなく、お客さまがまだ気づいていない潜在的なニーズに応えるものが理想なんじゃないかなと。「痒いところに手が届くサービス」をどう生み出すか考えることで、より深い視点で企業や業界を見ることができるのではないかと思います。

データを活用してサービスを改善していく中で、自分の視野や考え方がどんどん広がっているのを感じています。学生のみなさんの就職活動では、企業が自分の成長にどのような場を提供してくれるのか、長期的な視点で考えてみるのも大切かもしれません。私自身、自分の想いが今後どう変化していくのか、すごく楽しみなんです。

根本京音の想い

  • 入社当時

    2024

    「データを活用して地域に貢献したい」

  • 現在

    2025

    「潜在的なニーズを発掘し、新たな価値を創造したい」

JR東日本 新卒採用

その想いが、
始発になる。

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