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KAYOKO FUJIMORI 藤森 佳世子

PROFILE

東北本部企画総務部総務 広報 勤労ユニット所属。
学生時代に「インフラを通じて人の役に立ちたい」という思いからJR東日本を志望。出札、車掌、運転士、経営企画等のキャリアを経て、現在は東北本部にて総務と車掌を兼任。日々幅広い業務を担当している。

CAREER

  • 2012/入社1年目

    仙台支社 仙台駅
    みどりの窓口にて出札業務を担当

  • 2014/入社3年目

    仙台支社 山形運輸区
    車掌業務を担当

  • 2017/入社5年目

    仙台支社 山形運輸区
    運転士業務を担当

  • 2019/入社7年目

    本社 経営企画部 東京2020オリンピック・パラリンピック推進室
    オリンピック・パラリンピックの気運醸成施策を担当

  • 2022/入社10年目

    東北本部企画総務部総務 広報 勤労ユニット
    総務業務を担当

MY WORK

通底しているのは
「人の役に立ちたい」
という想い。

私は現在、「東北本部企画総務部総務 広報 勤労ユニット」というところに所属しています。ひと言で言ってしまえば「総務」ですね。身近なところだと東北本部ビル内の備品等の管理や、文書の管理に会議の運営、イベントの企画や、危険管理対応まで…本当に幅広く業務を担当しています。 一日の流れとしては、午前中は主にメールの確認と、前日の夜に来ていた問い合わせの回答。午後は日によって会議の準備なんかもありますが、イレギュラーな対応に追われる事がほとんどで、落ち着いて自分の仕事を始められるのは大体夕方以降です。毎日なかなか大変ですが、皆さんから「ありがとう」と言われる機会も多く、「縁の下の力持ち」としてのやりがいを感じています。

実は12月から総務と兼任で、車掌を担当することになりました。車掌業務は決められたことを全うすることでお客さまの安全が守られる仕事です。自分にとっての原点回帰でもあり、今あらためて現場を知ることで新たな発見があることを楽しみにしています。

現場職の大変なところと言えば「集中力」でしょうか。運転中は信号や線路、停車中はお客さまの乗り降りに注意しなければならないため、気力・体力ともに必要です。でもその分うれしいこともあって、ホームや沿線から手を振ってくれるお子さんがいたり、お客さまとより近い距離で接することができたり…現場に立っていると鉄道が地域に根付いていることを身に染みて感じますし、皆さんの生活を支えている実感が湧きますね。自分にとっては総務としても乗務員としても、「人の役に立っている」と思えることが一番やりがいにつながっているかもしれません。

MY CAREER

震災を経て見えた、
自分のやりたいこと。

学生時代は高校まで陸上部。学生時代は高校まで選手として陸上に励み、その後大学では関東の大学陸上競技の大会運営を担う団体に入ることにしました。私は箱根駅伝が好きなのですが、箱根駅伝って女性は走れなくて。だからこそ今度は、選手を下支えする運営側に回ろうと思ったんです。人の役に立つことの意義は、ここから感じ始めたのかもしれません。

大学時代でもうひとつ印象に残っているのが、東日本大震災です。私は長野県出身なのですが、高校生の頃は寮生活のため仙台でくらしていました。自分の知る街が震災で元気を失っていく様を目にして、とても悲しかったです。鉄道って人の生活に欠かせない身近なものだし、そういったインフラに関わることで地域の役に立てるんじゃないかと思い、JR東日本への志望に至りました。

他にも、当社のエリアや事業の幅広さも魅力的でしたね。JR東日本の範囲は首都圏から信州、東北も含まれるのですが、事業領域は鉄道だけではなく、生活ソリューションや観光にまで拡大していて、自分のキャリアを思い描く中で色んな選択肢があり、すごくいいなと思ったのがもうひとつの理由です。

人と自然に圧倒された
車掌・運転士時代。

2012年、駅・乗務員としてJR東日本に入社しました。一年目に担当したのは仙台駅のみどりの窓口でチケットを発行する、「出札とは、乗客に乗車券や料金券を発売し、運賃収受や乗り越し精算を行う業務です。従来は駅係員が窓口で対応していたが、現在は自動券売機や自動精算機の導入が進み、機械化も進展しています。 」の業務です。仙台駅って本当に利用者が多くて、入社当時はみどりの窓口だけでも10窓ほどあり、そこでお客さま一人あたり、簡単なものだと1、2分で対応するというスピード感でした。ただ、窓口を利用する方ってご高齢であったり、駅に不慣れな方が多いので、そういった方にいかに丁寧に対応できるか、お得な情報をお伝えできるかというのを常に考えながら働いていました。

二番目と三番目のキャリアは山形統括センターでの乗務員業務です。山形では車掌と運転士を経験したのですが、とにかく雪が多い地域だったので、真冬の乗務は印象に残っています。雪で前が見えなかったり、ブレーキの効きが弱まったりするので、とにかくヒヤヒヤしながらの運転でしたね。ちなみに駅員の場合、新人は改札と出札の両方を兼任するところを、仙台駅ではその大きさから完全に分業化していたため、私は改札に立ったことがなくて。無人駅からのお客さまに車内で紙の切符を販売するための、切符のつくり方なんかを覚えるのは少し大変でした。

電車の車掌さんと言えば男性が思い浮かぶ方も多いかと思います。実際に私が入社した当時、女性は全体の1割程度だったのですが、今では倍近く拡大しているんですよ。女性の車掌・運転士の割合が年々増えているのを感じ、うれしい気持ちでいます。

挙手して参加した、
オリパラ推進。

これまでのキャリアで特に印象に残っているのが、入社8年目に経験した「本社経営企画部東京2020オリンピック・パラリンピック推進室(現:経営企画部門)」です。当社がオリンピックのスポンサーだったこともあり、広報物の作成に加えて社内の気運醸成も担っていました。このプロジェクトはJR東日本の公募制異動は、業務を続ける中で新たな目標を見つけた社員の意欲に応えるとともに、生活環境の変化など個人的な事情に対応するため2013年にスタートしました。エリア職の社員向けで、業務の領域と勤務地域の希望が可能です。 を活用して、自ら希望して参加。きっかけは自分自身が長年陸上に関わっていたというのと、一生に一度あるかないかの日本でのオリンピック開催なので、ぜひ携わってみたいと感じたからです。

当時特に印象的だった業務が、東京メトロと連携した広告制作です。これはオリンピック、パラリンピックの計55競技をすべて紹介する広告を、トレインチャンネルなどの車内広告で掲出するというもの。「移動時間で競技の面白さを伝えよう」というコンセプトのもと推進し、東京メトロとJR東日本、二社の意見をすり合わせることに苦労しつつも、55競技分の広告は圧巻で、出来上がったものを見た時は本当に感動しましたね。メトロ全線、JR首都圏でポスターやトレインチャンネルで掲出、地方ではトレインチャンネルがないためポスターのみの掲出へと至りました。

それまではエリア職勤務だったので企画部門は初めての経験でした。車掌・運転士業務は手順が決まっているため、いかにルールを守るかという点に重きが置かれ、人とつくり上げるような感覚は少ない職種です。一方で企画部門では、一から企画・立案するという進め方で、そこがこれまでのキャリアとの大きな違いであり、大きな学びでした。当時の「人から教えてもらう」、「人と働く」という経験は、現在のキャリアでとても役立っています。

MY VISION

現場職としての夢と、
事務職としての夢。

これまでのキャリアで得た自分の強みといえば、「柔軟性」かもしれません。オリパラ案件では社内の公募制を活用し、失敗を恐れず新たなキャリアに挑戦できました。現在の総務としての働き方もまさに柔軟性が求められる仕事。でも根幹には、現場職で培った「ルールをきっちり守る」という土台があるから、奔放になりすぎず、物事に柔らかく接することができるようになったのかなと思います。

今後の目標としては、現場職の場合は新幹線は在来線よりも速度が高く、その分空気抵抗が強いため、速度維持には適切な加速操作が必要です。また同じ区間でも最高速度は異なる場合があり、急減速を避けながら速度を調整する運転士の業務では、通常の列車と比べさらに緻密な操作が求められます。 に関わる業務を経験してみたいですね。JR東日本ならではの仕事ですし、当社の輸送サービスにおける根幹となる事業として挙げられる存在かと思います。次に総務としては、人材育成を担っていきたいです。現場、本社、今は支社で勤めていて、さまざまな職場を知っている自分だからこそできることがあるのではないかと。

どちらもその先にいる人や生活、働き方に意識を向けながら取り組みたいですね。誰かの役に立つ仕事って、やっぱりすごくいいなと思います。

藤森佳世子の想い

  • 入社当時

    2012

    「インフラを通じて地域のお役に立ちたい」

  • 現在

    2025

    「日常を支えるインフラそのもののお役に立ちたい」

JR東日本 新卒採用

その想いが、
始発になる。

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