MESSAGE 社長メッセージ

新たな創業期にある
私たちJR東日本グループ

JR東日本グループは、鉄道をはじめとしてお客さまや地域の皆さまの生活との幅広い接点を通じ、約10万人の社員がより良い世の中を創るため、日々新たなチャレンジと前進を続けている企業グループです。
今の日本社会は、人口減少や少子高齢化といった大きな社会課題が続くとともに、コロナ禍を経て消費や働き方に対する価値観や行動も大きく変化しました。さらに、生成AIに象徴されるように技術革新は私たちの想定を超えたスピードで進んでいます。

しかし、私たちはこうした世の中の大きな変容を決して悲観していません。むしろ世の中が大きく変わる今こそ、私たちが大きく変わることのできるチャンスと積極的に捉え、事業全般にわたる構造改革をさらに加速させています。そして、鉄道を中心とするモビリティー事業と流通・サービス、不動産・ホテル、さらにはTAKANAWA GATEWAY CITYのような鉄道と一体となったまちづくりなどを担う生活ソリューション事業の二つの軸により支えられ、サステナブルに成長を続けることのできる強い経営構造の構築に挑戦しています。鉄道を中心としたモビリティー事業と生活ソリューション事業の二軸を持つ私たちだからこそできる成長と創造のフロンティアは、国内外に無限に拡がっています。今、私たちJR東日本グループは、新たな創業期に立っているのです。

勇翔ゆうしょう2034」が描く、
未来のデザイン

私たちは2025年7月に新しいグループ経営ビジョン「勇翔2034」を発表しました。
「究極の安全」は、グループ全体の経営のトッププライオリティーであり、私たちが日々の仕事の中で地道に取り組まなければならない不変の使命です。私たちは、この「究極の安全」をしっかり堅持する中で、Suicaを「移動と決済のデバイス」から「生活のデバイス」へと生まれ変わらせる「Suica Renaissance」のように、これまでの「当たり前」を大きく乗り超えていきます。そして、都市や地方、さらには世界を舞台に、私たち一人ひとりが「主役」となって不断のチャレンジを続けることで、これまでにない「安心」や「感動」、「心豊かな生活価値」を創出し、グループの成長をステージアップしていきます。

特に私たちは、各地域の皆さまに支えられている企業グループです。私たちの成長の基盤の一つが、元気で活力のある地域コミュニティーを私たちのネットワークで結びつけていることにあることは言うまでもありません。私たちは地域の皆さまと力を合わせ、より豊かな地方を創出することに正面から向き合っていきます。
また、私たちは技術の力によって安全レベルを高め、サービスのクオリティーを向上し、仕事を変革していく「技術サービス企業グループ」でありたいと考えています。そうした観点から「勇翔2034」では、新たな価値創造のフィールドとして「宇宙」を加え、新たな挑戦課題として「フュージョンエネルギー」の開発と利活用を掲げました。
そして、社員がさらに仕事を通じて成長と働きがいを実感できるよう、「勇翔2034」を推進する両輪となる組織と人事・賃金制度の抜本的な改革を進めています。 是非、「勇翔2034」を手に取って、私たちの未来への扉を開いてみてください。

夢なければ成長なし

企業にとって、またそこで働く社員にとって、最も大切なものは何でしょうか。私は、「夢」や「志」であると考えます。自分はこうありたい、仕事を通じてこういうことを実現したい、自分を育んでくれた地域の発展のために貢献したい、という「夢」や「志」がなければ、変わらぬ日常に埋没し、日々は無味乾燥したものになってしまうでしょう。
夢なければ成長なしです。
私たちJR東日本グループは、より良い世の中を創ることにより利益成長し、私たちの事業活動を通じてさまざまな社会課題の解決に貢献する志高い企業グループでありたいと願っています。

私たちは、「100年先の心豊かな社会を創る実験場」と位置付けたTAKANAWA GATEWAY CITYという壮大な夢を、グループの力で実現しました。お客さまや地域の皆さまの日々の生活と幅広い接点を持ち、日本社会の進運に貢献するJR東日本グループは、皆さんが誇りの持てる活躍のステージです。そして皆さんが人生を賭けるに値する事業フィールドは、私たちの前途に無限に拡がっています。
新たな創業期に立ち、私たちの未来への前進に自らのキャリアデザインを重ね合わせたいと希望する皆さんに、私たちの門戸は大きく開かれています。

YOICHI KISE 喜㔟陽一

代表取締役社長

1964年生まれ。
1989年にJR東日本入社。人事に関わる部署を中心に、部長や所長などのキャリアを経て、2015年以降役員を勤める。国鉄が民営化しJR東日本発足後に入社した社員として初めて、2024年4月1日付けで同社代表取締役社長に就任。

座右の銘「疾風に勁草を知る」
趣味は読書、街歩き、落語、ピアノなど

CAREER

1989

1年目

東日本旅客鉄道株式会社入社 / 上野駅

1996

8年目

総合企画本部投資計画部

2003

15年目

大宮支社総務部人事課長

2008

20年目

総合企画本部経営企画部課長

2014

26年目

人事部長 JR東日本総合研修センター所長

2015

27年目

執行役員 人事部長

2017

29年目

執行役員 総合企画本部経営企画部長

2018

30年目

常務取締役 総合企画本部長

2021

33年目

代表取締役副社長 
マーケティング本部長

2024

36年目

代表取締役社長

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