BUSINESS 事業エリア

関東・甲信越から東北まで、1都16県という広大な東日本エリアを有するJR東日本。これまで築き上げてきた鉄道ネットワークに加え、人や物流、販売網といった多様なつながりを活かし、国内、そして世界各国のくらしを豊かにしています。

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都市を快適に

多くの人が行き交う都市エリアでは、お客さまがいつ・どんなシーンでも快適に過ごせるよう、輸送サービスによるストレスフリーな移動や、Suica・JRE POINTといったデジタルプラットフォームによるシームレスな購入・決済を拡充しています。多様なサービスをワンストップで利用できる環境を整え、「住んで良かった」「働いて良かった」「訪れて良かった」と感じていただける都市を目指します。

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地方を豊かに

これまで地域に寄り添い続けてきたJR東日本だからこそ実現できる、地域ごとの特性に応じた交通ネットワークの構築や、自治体などとの連携によるまちづくりを日々行っています。エリア自体を豊かにすることはもちろん、6次産業化や首都圏への販路拡大といった当社のアセットを活用し、地域ならではの魅力を首都圏にまで届けることで、東日本全体の活性化に努めています。

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世界を舞台に

国内で培ってきた技術やノウハウを海外に展開し、モビリティと生活ソリューションの総合力を活かした快適なライフスタイルを世界に実装しています。高品質・高効率な鉄道インフラシステムから、くらしを豊かにする商業サービスまで。国境を軽やかに飛び越えて提供し、さらにそこでの経験を国内に還元することで、ローカルからグローバルまで通用するビジネスモデルを構築しています。

AREA CHARACTERISTICS エリアの特徴

多彩で魅力あふれるJR東日本のビジネスフィールドを詳しくご紹介します。
鉄道サービスから、観光振興、くらしづくりまで。国内外問わず、さまざまな取り組みを通じて各地域の発展に貢献しています。

東京、横浜、八王子、大宮、千葉、高崎、水戸、長野、新潟
仙台、盛岡、秋田
タイ、インド、シンガポール、台湾、インドネシア、フィリピン、ベトナム、パリ、ロンドン、ロサンゼルス

関東・甲信越エリア

TOKYO 東京エリア

ご利用者数世界トップクラスの新宿駅、渋谷駅、東京駅を含む78駅を首都圏本部(東京)が管轄し、5方向に伸びる新幹線の出発地として、多くのお客さまを日々支えています。多種多様なニーズに応えるべく、シームレスな移動を叶えるためのサービスの向上や、鉄道ネットワークの拡充、外国人向けサービスの強化などといったさまざまな価値提供に力を注いでいます。

主な取り組み事例
ネットワーク拡大

「高輪ゲートウェイ駅」の開通、羽田空港アクセス線(仮称)による鉄道ネットワーク拡大計画など

鉄道技術向上

山手線の自動運転化、ホームドア設置による安全性の向上、中央線グリーン車の導入など

次世代サービス開発

無人店舗やAIによる案内の導入など

観光プロモーション

Webコンテンツ「FUN!TOKYO!」による東京の魅力発信、海外のお客さまに向けた外国語車内放送など

YOKOHAMA 横浜エリア

首都圏の鉄道ネットワークを結ぶ横浜や川崎のほか、鎌倉や桜木町、湘南、伊豆、熱海など豊富な観光資源エリアを管轄する横浜支社。観光都市、国際都市としての立地を活かし、さまざまなサービスやイベントを通じて、地域の魅力発信に取り組んでいます。また、水資源が豊富な港町エリアでサステナブルな社会を目指した水素車両の実験を行うなど、持続可能な未来のくらしに貢献するESG経営も行っています。

主な取り組み事例
観光列車サービス

首都圏から伊豆エリアを結ぶ観光特急列車「サフィール踊り子」の運行など

地域コミュニティ連携

エリアの魅力をPRする産直市の開催、YOKOHAMA Station Cityにおけるショップやイベント情報の発信など

サステナビリティ

水素をエネルギー源としたハイブリッド試験車両「HYBARI」の実証実験など

HACHIOJI 八王子エリア

都市の近郊に位置しながらも、富士山方面の自然豊かなエリアも管轄している八王子支社は、通勤と観光の両面で重要な役割を果たしています。東京都多摩地域と山梨県を中心に、中央線の鉄道網をベースに事業を展開しており、食や自然といった観光資源を活かした取り組みや、スタートアップ企業などと連携した地域密着型のサービス提供を行っています。

主な取り組み事例
地域コミュニティ連携

スタートアップ企業と連携した「沿線まるごとホテル」の展開など

鉄道技術向上

中央線グリーン車の導入など

駅周辺開発

「CELEO」や「nonowa」をはじめとした生活サービス事業の展開など

観光列車サービス

山梨・松本・富士山方面への特急列車「かいじ」「あずさ」「富士回遊」の運行、特急列車による山梨県産野菜・フルーツの輸送と駅頭販売など

OMIYA 大宮エリア

埼玉県・栃木県を中心に幅広い事業を展開している大宮支社。大宮は「鉄道のまち」として広く知られており、その歴史と魅力を活かして地域活性化に積極的に取り組んでいます。また、蔵造りの街並みが魅力の「川越」や雄大な自然に恵まれた「日光」、四季折々の大自然が楽しめる「那須」といった有数の観光地もあり、各地域ならではの魅力発信に積極的に取り組んでいます。

主な取り組み事例
観光プロモーション

公式SNSを通じた大宮エリアの魅力発信など

観光列車サービス

JR・東武直通特急列車「日光」「きぬがわ」の運行など

地域コミュニティ連携

地域の方々の投票による「おおみや鉄道の日」ロゴマーク決定、地元大学と連携した地域課題解決など

サステナビリティ

蓄電池搭載のEV-E301系(ACCUM)の導入による環境負荷低減など

CHIBA 千葉エリア

千葉県の大部分および東京都・茨城県の一部を管轄する千葉支社。通勤や通学で日々多くのお客さまのご利用がある東京側の鉄道から、海外の観光客も訪れる成田空港エリア、さらには海や山、菜の花畑などの自然を堪能できる房総半島を中心としたエリアまで。地域の「日常」と「非日常」を豊かに彩るため、地域活性化に力を入れています。

主な取り組み事例
インバウンド戦略

成田空港駅を基点としたインバウンド観光誘致、地域・観光型MaaS「EeeE銚子」の展開など

観光列車サービス

自転車を積んで車両に乗れる、サイクリングを目的とした「B.B.BASE」の運営など

デジタルサービス

私鉄・バス・タクシー・地域店舗や体験施設への電子チケット導入推進など

TAKASAKI 高崎エリア

群馬県全域と埼玉県・栃木県の一部にて事業を展開している高崎支社。上越・北陸・東京へと3方向に伸びる新幹線に加え、首都圏を結ぶ高崎線のような「都市型線区」や、吾妻線や上越線といった「ローカル線区」など、多様な路線が集まることが支社の特徴です。「都市あり、緑あり、観光あり」なバラエティ豊かな魅力は、まさに“JR東日本の縮図”と言えるエリアです。

主な取り組み事例
観光列車サービス

SL(蒸気機関車)「D51」「C61」の運行など

観光プロモーション

草津温泉やあしかがフラワーパークなどの観光名所の紹介など

商業施設開発

グランピング施設「DOAI VILLAGE」の提供、高崎駅を中心としたエキナカやショッピングセンター事業の展開など

MITO 水戸エリア

茨城県と福島県浜通りを中心に事業を展開している水戸支社。日本三名園のひとつである偕楽園や、国営ひたち海浜公園といった豊富な観光資源を大切にしながら、地域活性化に積極的に取り組んでいます。また、地域社会と連携した食文化の情報発信や、列車に自転車を積んで旅ができるサイクルトレイン、その他体験イベントなどの「コトづくり」を行い、交流人口の広がりを図っています。

主な取り組み事例
観光列車サービス

常磐線特急「ひたち」「ときわ」の運行、「常磐線サイクルトレイン」「水郡線サイクルトレイン」の展開、イベント専用車両「E501 SAKIGAKE」の運行など

観光プロモーション

偕楽園や袋田の滝・ひたち海浜公園・スパリゾートハワイアンズなどの観光地の紹介など

地域コミュニティ連携

震災復興ツーリズムの推進、「笠間栗ファクトリー株式会社」を通じた地産品の6次産業化と地方創生など

NAGANO 長野エリア

善光寺や松本城などの文化財のほか、日本アルプスや軽井沢をはじめとした山岳や高原など、数々の観光資源が豊富なエリアで事業を展開している長野支社。車窓から見える景色そのものを観光資源とした列車サービスのほか、ESG経営にも積極的に取り組んでおり、ハイブリッド車両の運行や、長野の資源を有効活用した施設の設計、地域の自治体や企業と連携したイベントなどを実施しています。

主な取り組み事例
観光列車サービス

北陸新幹線や特急「あずさ」、観光列車「おいこっと」「リゾートビューふるさと」「HIGH RAIL 1375」の運行など

駅周辺開発

駅ビルやエキナカ事業、MaaS「旅する北信濃」を取り入れたまちづくりの推進など

サステナビリティ

ハイブリッド車両の運行、長野県産材を活用した「STATION WORK 長野」など

NIGATA 新潟エリア

新潟県のほぼ全域と山形県庄内エリアを管轄する新潟支社では、上越・北陸の2本の新幹線をつなぐ観光ルートを持ち、地域との連携を通じて観光促進と地域活性化に努めています。豊かな自然が生み出すお米や、地酒、魚介といった食体験、心身あたたまる各地の温泉、新幹線駅直結のスキー場など、「一年を通して魅力あふれる観光地」として、新潟エリアならではの魅力を日々発信しています。

主な取り組み事例
観光列車サービス

「越乃Shu*Kura」の運行、上越新幹線のスピードアップと新型車両(E7系)への統一など

物流サービス

日本酒をはじめとした特産品を首都圏へ運ぶ輸送サービス「はこビュン」の展開など

駅周辺開発

新潟駅周辺の全線高架化、都心のまちづくり「にいがた2km」、「GALA湯沢スキー場」、「ぽんしゅ館」の展開など

業務環境改善

設備メンテナンス職場の新オフィス使用開始など

東北エリア

SENDAI 仙台エリア

宮城、山形、福島の3つの県を管轄する東北本部は、東北新幹線や山形新幹線を中心に、多くのお客さまを日々支えているエリアです。太平洋と日本海に面し、四季折々の美しい山脈や、城下町に代表される歴史を感じさせる街並み、松島・山寺・会津若松といった有数の観光地など、多くの観光資源に恵まれており、観光列車や山海の幸を広く届ける輸送を通じて、地域の発展に貢献しています。

主な取り組み事例
観光列車サービス

観光列車「SATONO(さとの)」や「風っこ」の運行など

地域特産品提供

新作駅弁「会津を紡ぐ わっぱめし」の開発と販売、体験型観光農園「JRフルーツパーク仙台あらはま」など

ヘルスケアサービス

仙台駅改札内のオンライン診療「スマート健康ステーション」など

MORIOKA 盛岡エリア

岩手県全域と青森県、宮城県、秋田県の一部を営業エリアに持つ盛岡支社。世界遺産である平泉や橋野鉄鉱山、三内丸山遺跡など、多くの自然や文化に囲まれたエリアです。多様な輸送モードのひとつとして注目が高まっているBRT(バス高速輸送システム)の運行も積極的に行い、観光する上でもお客さまや地域の皆さまに安全・安心・快適な輸送サービスを提供しています。

主な取り組み事例
観光列車サービス

観光列車「TOHOKU EMOTION」「POKEMON with YOU トレイン」「ひなび(陽旅)」、BRT(バス高速輸送システム)運行など

物流サービス

鮮魚をはじめとした特産品を首都圏へ運ぶ輸送サービス「はこビュン」の展開など

地域特産品提供

青森県産りんごをシードルに加工する「A-FACTORY」の運営など

駅周辺開発

「JR青森駅東口ビル」の開発・運営など

AKITA 秋田エリア

世界遺産「白神山地」や日本海など、秋田県を中心に、青森県の一部や山形県の一部まで自然豊かなエリアを管轄する秋田支社。車窓から雄大な大自然を一望でき、非日常を存分に味わえる列車を運行しています。また、五能線へ電気式気動車、男鹿線へ交流蓄電池電車「ACCUM」なども導入し、地域の環境保護にも取り組んでいるほか、秋田県・秋田市と連携し、次の20年の秋田の活性化に向けたまちづくりも推進しています。

主な取り組み事例
観光列車サービス

観光列車「快速リゾートしらかみ」の運行、弘前駅の津軽ラウンジを観光・交流拠点として活用など

サステナビリティ

環境に優しい電気式気動車や蓄電池電車の導入など

駅周辺開発

「ノーザンステーションゲート秋田」プロジェクトによる地域整備(体育館、子育て支援施設、合宿所など)、「ホテルメトロポリタン 秋田 ノースウイング」の開発・運営など

海外エリア

INTERNATIONAL 海外の都市への事業展開

タイ、インド、シンガポール、台湾、インドネシア、フィリピン、ベトナムといったアジアを中心としながら、パリ、ロンドン、ロサンゼルスといった世界の主要拠点を軸に、ビジネスを展開しています。当社の持つ鉄道技術や保守技術などのモビリティに加え、商業施設やホテルといった生活ソリューションを提供することで世界各国のくらしを豊かにしています。

主な取り組み事例
国際鉄道プロジェクト

インド高速鉄道プロジェクト(約500kmの新線建設)、タイ・バンコク都市鉄道パープルライン(鉄道車両や設備のメンテナンス業務)など

国際ビジネス展開

アジアを中心とした商業施設やホテルの開設、欧州におけるスマートリテールビジネスの拡大など

国際化技術

国際規格への日本の技術の盛り込み、海外での経験による技術・知見等の国内還元など

INTERNSHIP